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営農販売企画

鉄コーティング湛水直播

―省力・低コストな水稲栽培技術―


 鉄コーティング湛水直播栽培は、鉄でコーティングした水稲種子を代かきした水田表面に直接播種することで、育苗などの春作業を軽労化できる技術です。

JA全農は平成19年3月に(独)農研機構と「連携協力協定」を締結し、同機構が開発した技術や品種の普及を進めています。


栽培技術の特徴
  • 育苗にかかる
    春作業の省略化
  • コーティング種子の
    長期保存や運搬が容易
  • 労働時間と生産費の
    削減が可能
  • 経営規模に合せた
    播種方法を選択可能
コーティング方法
  • 水稲種子を15~20℃で3~4日間浸種します。
  • 鉄粉と焼石膏を混ぜ、水とともに種子に付着させ、錆びることでコーティングできます。
  • コーティング後、乾燥すると硬いため運搬が容易です。また、湿気の少ない冷暗所に保存すると、数ヶ月単位での貯蔵が可能です。
コーティングの様子
コーティングの様子
鉄コーティング種子
鉄コーティング種子
栽培のポイントと播種方法
  • 初期の水管理を徹底することで、苗立ち率の向上や除草剤の効果を発揮することができます。
  • 専用の播種機の他、多目的田植機の改良や動力散布機での播種が可能です。
専用播種機
専用播種機
多目的田植機の改良
多目的田植機の改良
動力散布機
動力散布機
専用播種機を使用
専用播種機を使用
JA全農での取組みと将来像
  • 平成20年からJAや全農県本部等と連携し、全国各地に実証圃を展開しています。初年度は3県で開始した取組みも、平成24年で合計21県(宮城・秋田・山形・新潟・福島・茨城・栃木・千葉・石川・福井・岐阜・愛知・滋賀・兵庫・鳥取・島根・広島・徳島・愛媛・福岡・大分)となりました。
  • 鉄コーティング湛水直播は、種子の保存や流通が容易であるため大量製造が可能です。これにより、農閑期に種子を準備することや、コーティング種子の流通が期待できます。また、表面播種である特長を活かし、春先に稼動していない無人ヘリを用いた散播技術や作業委託の仕組みづくりにもつながります。また研究機関を中心に、代かきを省略する栽培法の検証が進んでいます。将来的には、これらの手法を組合せることでさらなる春作業の省力化につながると考えられます。
大量の種子コーティング
大量の種子コーティング
循環式乾燥機
循環式乾燥機
無人ヘリ
無人ヘリ
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